会社の状態を示す経営指標取引先が成長基調にあれば取引深耕のチャンス。逆に経営が危なければ取引を中止・縮小していく必要がある。決算書を手に入れることができれば、「会社の状態」が把握できる(目安は一例。業種・業態によって異なる)。 (1)自己資本比率総資本に占める自己資本の割合を示す。一般的に、この数値が高いほど借入金への依存度が低く、お金の集め方が健全といえる。
(2)固定比率設備投資が返済のいらない自己資本でまかなわれているかどうかを示す。
(3)固定長期適合率固定資産への投資が長期的負債と自己資本の範囲内でまかなわれているかどうかを示す。
(4)流動比率短期的な負債を返済しても手元に残るだけの流動資産があるかどうかで、会社の安全性(資金繰りに余裕があるか)を判断できる。
(5)当座比率換金性の高い当座資産で緊急時の短期的な負債を返済できるかどうかを示す。
(6)総資本回転率経営活動のために使われた資金が、年間に何回転して、売上として回収されたか(ビジネスの効率)を示す。
(7)売上債権回転率売上債権は早い現金化が望ましい。売上に占める売上債権が年間何回転するかによって、適正かどうかを示す。
(8)固定資産回転率固定資産の利用度や投資効果を示す。低すぎると過剰投資だが、高すぎるのも投資効率に問題がある。
(9)総資本利益率 [ROA]会社全体の活動でどれだけ利益(営業利益、経常利益、当期純利益)をあげられたかを示す。
(10)自己資本利益率 [ROE]自己資本を使ってどれだけ利益をあげられたかを示す。
(11)売上高営業利益率本業である営業活動が有効に行なわれ、利益が出ているかどうかを示す。
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